とくちゃんの 読書&映画日記 2021年12月 …日記のリストに戻る… ★★★★★ |
見た日 | 評価 | 題名 | 内容と感想 | ||
12.2 | ★★★★ |
明日への遺言 |
|
第二次世界大戦終了後、元東海軍司令官・岡田資中将は、名古屋空襲時における 一般民衆への無差別爆撃を実行した米軍搭乗員処刑の罪に問われ、B級戦犯として裁判にかけられた。 岡田中将の弁護人であるフェザーストーンと相対するバーネット検察官、裁判長のラップ大佐をはじめ、 裁判を行うのは戦勝国アメリカ。そんな中、岡田中将は、自己の信念を曲げることなく、 すべての責任は指示を下した自分にあると主張。法廷闘争を法における戦い「法戦」と呼び、 飽くまで戦い抜こうと立ち向かう。部下を守り全責任を負う覚悟を見せる岡田中将の潔い姿は、 次第に、敵国の検事や裁判官をはじめ法廷内にいるすべての人を魅了し心動かしていく …法廷のシーンがメインですが、なかなか良い映画でした。 |
|
12.3 | ★★★★★ |
博士の愛した数式 |
|
80分しか記憶がもたない天才数学博士と^.^家政婦とその10歳の息子。驚きと歓びに満ちた日々が始まった。 不慮の交通事故で、天才数学者の博士は記憶がたった80分しかもたない。 何を喋っていいか混乱した時、言葉の代わりに数字を持ち出す。 それが、他人と話すために博士が編み出した方法だった。 相手を慈しみ、無償で尽くし、敬いの心を忘れず、常に数字のそばから離れようとはしなかった。 その博士のもとで働くことになった家政婦の杏子と、幼い頃から母親と二人で生きてきた10歳の息子。 博士は息子を、ルート(√)と呼んだ。博士が教えてくれた数式の美しさ、キラキラと輝く世界。 母子は、純粋に数学を愛する博士に魅せられ、次第に、数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知るー …久しぶりに見ましたが、なかなか良かったです。 |
|
12.7 | ★★ | 日本沈没 第二部 |
|
海底に眠る「日本」の遺跡が慰霊祭で映し出される。日本列島が海の底に沈んでから二十五年がすぎていたー。 国土を失った日本人は、パプアニューギニアやカザフスタンなど世界各地に入植していたが、 現地の人々との軋轢もまた厳然と存在していた。一方、中田首相を中心とした 日本政府の研究グループは国の復興のために、あるプロジェクトを密かに進めていた。 旧日本海上に広大な人工島を建造する計画ーだがそれは中国や北朝鮮など、周辺国との利害対立を生むものだった。 四〇〇万部ベストセラーの刊行から三十三年の時を経て、ついに描かれた衝撃の続編。 …最後の方はよくわからないまま終わった感じです |
|
12.8 | ★★★★ |
大コメ騒動 |
|
大正7年8月。富山の海岸に住む おかか(女房)たちは、どんどん上がるコメの価格に頭を悩ませていた。 夫や育ち盛りの子供達にコメを食べさせたくても高くて買えない。 困った おかかたちは、近くの米屋にコメを安く売ってくれと嘆願に行くが失敗。 リーダーのおばばが逮捕されてしまう。コメの価格はますます高騰し、 ある事故をきっかけに我慢の限界を迎えたおかかたちはついに行動に出る。 おかかたちは、どうする?どうなる?命の源であるコメを守れるのか?子どもたちを、家族を守りきれるのか!? …なかなか面白かったです |
|
12.9 | ★★★★★ |
博士の愛した数式 |
|
「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、 そう書かれた古びたメモが留められていたー記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。 博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。 やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。 あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。 …映画とは少しストーリーが違いますが、なかなか面白い作品でした。 |
|
12.10 | ★★★★ |
いのちの停車場 |
|
2021年5月、緊急事態宣言下で劇場公開されながら興収10億円を超える大ヒットを記録 金沢の小さな診療所を舞台に、在宅医療を通して“生"に寄り添う医師と、死に向かう患者、 その家族たちが紡ぎ出す物語を描いた感動のヒューマン医療大作。/ 作のヒロインとなる、在宅医に転身した医師を演じるのは、 映画出演122本目にして初の医師役に挑戦した吉永小百合。 在宅医療を選んだ患者たちそれぞれの事情や考え方に触れる中で、 寄り添う医療の大切さを、身をもって知っていくヒロインを繊細に演じている。 吉永とは初共演となる松坂桃李・広瀬すずと、ベテランの西田敏行が 舞台となる【まほろば診療所】のメンバーに扮して最高のチームワークを見せるほか、 日本映画界を象徴するオールスターキャストが集結して織りなす 人間ドラマが作品に深い味わいを持たせている。/医師だからこそ描写できる医療現場の臨場感、 安楽死といったテーマに深く切り込んだ、現役医師・南杏子が2020年に発表した同名小説を原作に、 『八日目の?』で日本アカデミー賞・最優秀監督賞を受賞した成島出が監督を務め、 医療・介護のリアルな社会の現状を描きながら、この時代に失いかけた、 大切な何かを思いださせてくれる<いのちの物語>としてまとめ上げている。 …吉永小百合さんが医歯役で主役ですが、お父さん役の田中さんと同じ年との事 金沢市内を走る路線バスが、なぜか架空のバス会社になっていてかなり違和感がありました。 |
|
12.13 | ★★★★★ |
ゴールデンスランパー |
|
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、 久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。 訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。 絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。 …なかなか面白い映画です。 邦画のDVDはどれも高いのですが、ゴールデンスランバーだけは何故か1650円で洋画並みに安いです。 |
|
12.14 | ★★★★★ | お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方 |
|
大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)は、来年には結婚50年を迎える熟年夫婦。 定年退職して10年近く経つ真一は典型的亭主関白で、妻の千賀子とは事あるごとにすれ違い、夫婦喧嘩ばかりの日々を送っている。 千賀子も頭の固い夫のことは相手にせず、趣味の健康コーラスでストレス発散の毎日だ。 同居する独身の娘・亜矢(剛力彩芽)はどちらかというと千賀子の味方。 真一のイライラは募るばかりで、友人の麻雀仲間たちと、妻に対する愚痴を言い合っている。 そんな折、娘の亜矢は自分が営むキッチンカーの客で、葬儀社に転職したばかりの菅野(水野勝)と出会う。 菅野から終活フェアに誘われた亜矢は母親の千賀子に行くことを勧める。 そこで菅野の上司でもあり一級葬祭ディレクターでもある桃井(松下由樹)から最新の終活情報を得た千賀子は 前向きに今後のことを考えようとするが、真一は縁起でもないと嫌がり、新たな危機が生まれる。 亜矢や桃井を巻き込んだ、大原夫婦の“お終活"の行く末は!? …面白かったので一気に見ました。 主人公(?!)は橋爪功さん、プラモデル製作と麻雀が趣味です。 超熟年離婚寸前の夫婦が、就活をきっかけに金婚式まで開催、お勧めの映画です 本当の(?!)主人公は、水野 勝 役 / 菅野涼太 母親を大学の時に亡くし、その際に父がとった対応が元で父親と絶縁している。 葬儀社に入り、大原家の終活を手助けする中で家族との思い出が蘇る。 |
|
12.15 | ★★★★ |
すばらしき世界 |
|
13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、 身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。 そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田と やり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。 彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を 感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。 …ラストはあっけなかったけど、なかなか面白かったです。 |
|
12.26 | ★★★★ | ブラザーサンタ |
|
フレッド(ビンス・ボーン)はデキのいい弟とは大違いのダメ人間。 努力はしたものの、聖人のように完璧な弟ニコラス(ポール・ジアマッティ)の足元にも及ばない……。 それもそのはず、弟のニコラスこそは“サンタクロース"なのだ。 ニコラスが人に与えることを惜しまない模範的な人物である一方、フレッドは詐欺まがいの資金調達をし、 その揚げ句、留置所入りする始末!そんな中、ニコラスは妻の反対を押し切って 「北極でクリスマス用のおもちゃを作る」という条件で兄の保釈に手を貸すことに。 クリスマスまであと少し。とはいえ、フレッドはサンタの手伝いができるような男でもないうえ、 彼のせいで、1年で最も楽しい祝日が台無しになる可能性も……。 兄思いのニコラスがとんでもない条件を出したばかりに、トナカイさえも降参するような一大事が 巻き起ころうとしていた! …まあまあでした。 |
|
12.27 | ★★★★ |
ゴールデンスランバー |
|
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。 なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていないー。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、 巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、 孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。 運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 …映画とは多少ストーリーが違いますが、小説も面白かったです。 |
|
12.27 | ★★★★★ |
素晴らしきヒコーキ野郎 |
|
1903年、アメリカのライト兄弟が初飛行に成功してから7年後の1910年。 英国の新聞社主ローンズレー卿が1万ポンドの懸賞金を出し、ロンドン→パリ間の飛行機での横断レースを開催。 各国から名だたる飛行家が集結。果たして優勝は誰の手に? ……そして、意外な結末がーー。 飛行機創世時代の優雅な飛行レース。何といっても主役は実在したクラシックな飛行機たち。 映画ならではのスラップスティックな動きを見せるアクション。 古き良き時代を大がかりに再現した、素晴らしき娯楽大作。 黎明期の飛行機が、実際に飛んでいるみたいで凄いワクワクする映画です 日本のシーンがあったけど、あんなのはないだろうというくらい滑稽でした 石原裕次郎のレースシーンがあっけなかった(^^;;; |
|